輸入感染症(渡航関連感染症)Travel-related diseases
輸入感染症とは、国内に常在しない、あるいはすでに撲滅された感染症が、海外から持ち込まれた病原体によって引き起こされる疾患の総称です。海外渡航に伴い感染・発症するケースが多いことから、学術的には渡航関連感染症と呼ばれています。
| 輸入感染症 | 国内には存在しない、または根絶された病気が、海外での滞在や食品などを介して持ち込まれる感染症の総称です。 |
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| 渡航関連感染症 | 海外渡航に関連して発生する感染症の学術的な呼び方で、英語ではトラベル関連感染症とも表現されます。 |
専門的な知識と経験に基づく適切な診断
輸入感染症の疑いがある場合、総合病院の感染症内科などで診療が行われるのが一般的ですが、大きな病院であっても専門の診療科や医師が不在の場合、適切な診断が難しいことがあります。輸入感染症は非常に特殊な疾患も多いため、病院の規模だけで判断するのではなく、当院のように輸入感染症の診療経験が豊富な専門医を受診することが重要です。
すなわち、適切な診断と治療のためには、施設の大きさよりも診察する医師の知識や経験がポイントとなります。少しでも不安がある場合は、早めの相談をおすすめします。
当院における輸入感染症の診療と連携体制
当院は感染症内科を専門としており、特に輸入感染症は得意領域の一つです。クリニックであるため入院治療は行えませんが、診療所レベルで実施可能な検査や治療はすべて対応しております。これまでの実績から、実際に入院が必要となるケースは全体の1〜2割程度であり、多くの場合は外来での治療が可能です。
もし診察の結果、入院やさらに高度な精密検査が必要と判断された場合には、速やかに信頼できる専門医療機関への紹介を行い、滞りなく治療が受けられるよう手配いたします。
診療可能な主な輸入感染症
当院では、以下のような多岐にわたる輸入感染症の診療を行っています。
- 渡航者下痢症
- マラリア
- デング熱
- チクングニヤ熱
- ジカウイルス感染症
- 腸チフス・パラチフス
- レプトスピラ症
- リケッチア症
- ライム病
- 回帰熱
- トリパノソーマ症(アフリカ睡眠病、シャーガス病)
- 細菌性赤痢
- コレラ
- アメーバ赤痢
- ジアルジア症
- クリプトスポリジウム症
- 住血吸虫症
- 腸管寄生虫症
- 狂犬病の発症予防接種
