新型コロナウイルスを含めた同時抗原検査の適切な使⽤について
日本感染症学会はこのほど、日本臨床微生物学会と共同で、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時検査キットの使用に対する見解を示した文書を学会ホームページに掲載しました。同時検査を行う必要がない状況で同時検査キットが使用されるケースがあることを受けたものです。流行状況と臨床的必要性を考慮し、単独検査キットとの適切な使い分けを呼び掛けています。同学会は両方のウイルスが流行している時期や、医師が両方の検査が必要と判断する場合には同時検査キットを活用すべきとしています。一方、非流行期には単独検査キットの使用を優先し、必要に応じて追加検査することを推奨しています。また発症48時間以降で抗インフルエンザウイルス薬の処方対象外の場合は、周囲への感染などの恐れがなければ新型コロナウイルス感染症単独での検査が望ましいとしています。このほか、新型コロナウイルスとRSウイルスの同時検査キットについても同様との見解を示しています。
私見では海外から帰国した直後に発熱のある方やかぜ症状のある方は、むしろ積極的に新型コロナとインフルエンザの検査を行うことを推奨します。特に熱帯地域ではインフルエンザが常時発生していますので国内の流行とは無関係に罹患している可能性は高くなります。
