メニュー

'26/4 麻しんの発生状況について

[2026.04.22]

4月20日付けで国立健康危機管理研究機構より注意喚起が発出されました。概要は以下の通りです。麻しんに関する専門的なご相談があれば当院にお問い合わせください。感染症専門医が対応致します。

【いま何が起きているか】

  • 世界では2023年以降、麻しんの報告数が増えており、海外から日本に麻しんウイルスが持ち込まれるリスクが高まっています。国内でも2026年4月15日時点で299例の報告があり、前年同時期(2025年4月16日時点で78例)の約3.8倍に増加しています。
  • 国内の患者は10-20歳代を中心にみられ、家庭・医療機関・学校・施設などでの感染も確認されています。通勤・通学・移動などで公共交通機関や施設を利用していた例もあり、人が集まる場所で感染が広がる可能性にも注意が必要です。
  • 10-20歳代の患者では、2回のワクチン接種が済んでいない方や接種歴不明の方が約半数を占めていました。麻しん含有ワクチンを2回接種することは発症や重症化のリスクを下げる最も重要な予防策です。

麻疹累計報告数(2026年第1~15週)

【なぜ注意が必要か】

  • 麻しんは感染力が極めて強い感染症です。免疫のない方がウイルスに曝露すると90%以上が発症し、肺炎や脳炎などで重症化することもあります。症状が典型的でない場合には診断までに時間がかかり、その間に拡げるおそれがあります。
  • 現在の接種率や抗体保有状況からみて今後さらに感染が広がることや重症の患者が出ることも懸念されます。特に多くの人と接する機会がある環境下では注意が必要です。

【皆さまにお願いしたいこと】

  • まず、母子健康手帳などで、ご自身やお子さんの麻しん含有ワクチンの接種歴をご確認ください。2回の接種記録が確認できない場合は必要に応じて医療機関にご相談ください。
  • 麻しんの流行がみられる国や地域へ渡航する方は、その前に接種歴を確認することが大切です。接種歴が不明な場合や2回接種していない場合は渡航前の接種を検討してください。
  • 発熱・発疹・せき・鼻水・結膜充血など麻しんが疑われる症状がある場合は、事前に医療機関へ連絡したうえで受診し渡航歴や接触歴があればお伝えください。

麻しん(はしか)の発生状況について|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト

抗体価>16が発症予防の目安となります。2回のワクチン接種後(1歳・6歳)の年代や小児期に麻しんの流行があった50歳代以上の世代以外は防御レベル以上の抗体価を保有している方が少なく発症の可能性があります。一方でワクチン接種を1回でもしていれば全く免疫がないわけではないので発症を回避する可能性や軽症で済む可能性もあります。いずれにしても2回のワクチン接種が強く望まれます。

取材を受けたこちらの記事もご参照下さい。(感染力が強い「はしか」コロナ禍以降最多の感染者数 「手洗い・マスク」効果はあるが不十分 どう防ぐ?【Nスタ解説】 | TBS NEWS DIG)

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME