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エボラ出血熱疑い患者の報道

[2019.08.04]

本日「エボラ出血熱の感染があり得る患者の発生について」というプレスリリースがありました。(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06025.html

検査結果では否定されたのですが、現在緊急事態宣言が出されているコンゴ民主共和国に滞在歴があり、7月31日に帰国、8月3日未明に発熱したとのことです。マラリア検査は陰性、インフルエンザ検査は陽性で、インフルエンザの診断が下されたようですが、念のためにエボラウイルスの検査を行ったとのことです。私自身、新聞社からの問い合わせを受けましたが、エボラウイルス病は患者との接触や媒介動物との接触がなければ感染する可能性は低いので過剰な心配は不要とコメント致しました。しかし私が気になったのはこの患者さんがインフルエンザに感染した場所はどこかということです。埼玉県滞在中という発表でしたが、潜伏期が1-3日ということを考えれば、空港で感染したか、7月末から8月1日頃に埼玉県でインフルエンザの発生があったということになります。流行がなければこの時期にインフルエンザを疑うことは少ないと思われるので、拡がっていないことを望みます。

 

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