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8/4 千代田区公式ホームページへの啓発記事掲載

[2022.08.04]

千代田区からご依頼を受け、新型コロナウイルス・オミクロン株亜系統・BA5対策としての換気の重要性についての呼びかけを行いました。公式ホームページで公開しています。以下掲載内容です。

私の医院でも熱がある患者さんからの問い合わせが多く、すべての患者さんを受け入れることが難しい状況にあります。いま、その感染リスクを少しでも下げるためには、経路のひとつとしてのエアロゾル、いわゆる空気中を漂う飛沫よりも小さな粒子に含まれるウイルスによる空気感染への対策に重点をおくべきと考えます。アルコール消毒などの接触感染への対策よりも、家や飲食店で効果的な換気をすること、そして不織布マスクを肌に密着するようにしっかり着けるだけでも、かなり感染リスクを抑えられます。新型コロナが発生した時から、いわゆる「三密の回避」と言われてきました。これは、特に今でも変わらないことではあります。しかし、こう暑い日が続くと、エアコンがしっかり効いたところでお過ごしになる方が多い。もしも換気がうまくできていない中でマスクを外して会話をすると、どうしても飛沫だけではなく、その飛沫がエアロゾルになって舞っている微粒子を吸い込むことになります。「富岳」のシミュレーションを見ても、例えば一人で食事に行っても、お近くで会話が生じているとエアロゾルが舞っていて、さらに降りかかってくる状況がよくわかります。その微粒子を除去するために、換気が非常に重要な対策となります。一概に外食やイベントを制限するのではなく、人が集まる場所ではしっかり換気ができているか、それが最も大切になってくると思います。

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