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破傷風トキソイド不足と百日咳流行に対する私見

[2025.07.31]

既にご存じの通り、破傷風トキソイド不足による様々な問題点が発生しておりますが、7月30日に感染症学会が対応に関する文書を公開しましたのでご参照下さい(破傷風トキソイド不足の対応)。文書記載にあるトキソイド量ですが、DTは0.1mlに対して0.45Lfですので、DTビックのバイアル全量使用で0.9~1.0Lfくらいになるのではないかと推測します。また記載にはありませんがTdap(Boostrix)では破傷風は5Lf, ジフテリアは2.5Lf, 百日咳はPT, FHAともに8μgとなっており、単独破傷風トキソイド(2.25Lf)の2倍量となっていますが、百日咳はDPTトリビック(23.5μg)と比べると1/2以下です。やはり破傷風のブースターにはTdapが最も優れ、百日咳予防にはDPT(トリビック)または4種混(テトラビック)が優れていることが推測できます。

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